この本とても評判がいいようだけど、とりあえず一介の下っ端プログラマーの自分には普通の「良いビジネス書」でした。またこれで管理職にでもなったら評価も変わるとは思うけど。
ただ、本書の読み易さ、網羅性は素晴らしいと思う。不足も無駄もない感じ。
目次:
第1章 課長とは何か
①課長になると何が変わる?
②課長と部長は何が違う?
③課長と経営者は何が違う?
④モチベーション管理が一番大切な仕事
⑤成果主義の終わりと課長
⑥価値観の通訳としての課長
⑦課長は情報伝達のキーパーソン
⑧ピラミッド型組織での課長の役割
⑨中間管理職が日本型組織の強み
本章のポイント!課長とは何か
第2章 課長の8つの基本スキル
①部下を守り安心させる
②部下をほめ方向性を明確に伝える
③部下を叱り変化をうながす
④現場を観察し次を予測する
⑤ストレスを適度な状態に管理する
⑥部下をコーチングし答えを引き出す
⑦楽しく没頭できるように仕事をアレンジする
⑧オフサイト・ミーティングでチームの結束力を高める
本章のポイント!課長の基本スキル
第3章 課長が巻き込まれる3つの非合理なゲーム
①企業の成長を阻害する予算管理
②部下のモチベーションを下げかねない人事評価
③限られたポストと予算をめぐる社内政治
本章のポイント!非合理なゲームを切り抜けるには?
第4章 避けることができない9つの問題
①問題社員が現れる
②部下が「会社を辞める」と言い出す
コラム Aクラス社員が会社を辞める本当の理由
③心の病にかかる部下が現れる
④外国人の上司や部下を持つ日が来る
⑤ヘッドッハンターから声がかかる
⑥海外駐在を求められる
⑦違法スレスレの行為を求められる
コラム 米国ディスカバリー制度
⑧昇進させる部下を選ぶ
⑨ベテラン係長が言うことを聞かなくなる
本章のポイント!将来起こる問題に事前に備えるには?
第5章 課長のキャリア戦略
①自らの弱点を知る
②英語力を身につける
③緩い人的ネットワークを幅広く形成する
④部長を目指す
⑤課長止まりのキャリアを覚悟する
⑥社内改革のリーダーになる
⑦起業を考えてみる
コラム 起業とアイデアの不幸な関係
⑧ビジネス書を読んで学ぶ
コラム テレビがダメで読書がアリな本当の理由
本章のポイント!課長の次のキャリアを考えるには?
「部下をどう動かすか」というような内容はタイトルから予測ができるけど、生臭い社内政治への対処も書かれているのが面白い。特に面白かったのが、「いたるところで政敵をほめる」という項目。
自分のことを評価している人間を攻撃するような義理のない人物が、政治的な力を増強させることはまずありません。「政治的な意図ある一方的な攻撃」のことを「中傷」と言いますが、中傷を好む人の周囲には誰もいなくなるという観察は、あながち間違いありません。
インテリジェンスな戦略だな。これは使えるw。
他には「オフサイトミーティング」というのは是非取り入れるべきだと思う。お互いのことをよく知りもしないのに、派閥にわかれて悪口言い合ってる馬鹿げた人間関係が解消できそうだから。お互いのことを良く知った上で仲良く付き合うなり、或いは嫌い合う方がずっと健康的だ。
◎今回の一曲
「好きなものを知ってるし、知っているものは好き」ということでGenesis(ジェネシス)の名盤『Selling England By The Pound(月影の騎士)』(1973)より「I Know What I Like」。芝刈り職人の歌なので、変態だったころのピーター・ガブリエルの芝刈りパフォーマンスが見れますw。ちなみにドラム/コーラスはフィル・コリンズ。
Genesis - I Know What I Like (In Your Wardrobe)
